パブリックコメントを出そう! 第7次エネルギー基本計画案

私たちが福島の原発事故から学んだことは、何だったのでしょうか? この地震大国日本で、老朽した原発を延命してまで動かし続けようというのです。あなたの声を政府に届けるチャンスです。東京・生活者ネットワークの環境部会が作った資料を下に載せました。どうぞ参考にしてください。締切りは、1月26日(日)。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

第7次エネルギー基本計画案へのパブリックコメント

東京・生活者ネットワーク環境部会

パブコメ応募先

https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/detail?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=620224019&Mode=0

募集期間:2024年12月27日~2025年1月26日

東京電力福島第一原子力発電所事故後の歩みについて

事故への反省をもとに東日本大震災以降記載されてきた「再生可能エネルギーの拡大を図る中で、可能な限り原発依存度を低減する。」の表現がなくなった。事故の教訓を活かしていることにはならない。

省エネ・非化石転換について

計画は、エネルギーの消費拡大を前提としているように感じられる。エネルギー需要について定量的に示したうえで、エネルギーの使い方について国民的議論をするべきではないか。

省エネの手法として施設の断熱について言及し、消費エネルギーの削減についても国民といっしょに考えていく仕組みが必要である。 データセンター等DXに関するインフラ整備に伴う電力需要は省エネ化・再エネ利用を前提とした需要予測を行い、情報公開する仕組みを構築するべき。

脱炭素電源と拡大と系統整備について

そもそも原発の安全性の担保ができておらず、原発のゴミ処理もできない中、次世代革新炉の研究開発を含む原子力発電全体を進めるべきではない。

国民各層とのコミュニケーション

基本計画原案の策定の際に、全国の各地域での公聴会や説明会を開くなど国民の意見を聞き反映させる仕組みを作ってほしい。その際には、原子力発電についてメリットだけでなく、中間貯蔵や最終処理を含めた技術的・コスト的課題も示し、国民が選択できるリスクコミュニケーションの発想で対話をしてほしい。